ゴー宣DOJO

BLOGブログ
切通理作
2016.4.8 15:28

納得しがたい

SAPIOで田原総一朗氏と小林よしのり氏の対談読んでいるが、
朝生で自民党大田区議がそれと名乗らず一般市民として自民擁護発言をした件についての
田原氏の弁明は納得しがたい。
区議が黙っていただけならまだしも、
番組の客席担当者が知ってて黙っていたのは
伝達「不足」ではなく「意図」だろう。

 

そのような者が番組担当者の中にいることを仮に田原氏が知らなかったとしても、
それは番組制作者側の「意図」がなかったということにはならないんじゃないのかな。

 

田原氏がそれを単なる伝達ミスとしてそれ以上追求もしないのだとしたら、
政治討論番組の看板をしょっている司会者として無責任なのではないだろうか。

 

田原氏は「政治家の圧力なんて知れている」と言うが、
たいした圧力もないのにこんな事態を自ら招き入れているとしたら、
それこそテレビ番組が駄目になっている証拠ではないだろうか。

切通理作

昭和39年、東京都生まれ。和光大学卒業。文化批評、エッセイを主に手がける。
『宮崎駿の<世界>』(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書に『サンタ服を着た女の子ーときめきクリスマス論』(白水社)、『失恋論』(角川学芸出版)、『山田洋次の<世界>』(ちくま新著)、『ポップカルチャー 若者の世紀』(廣済堂出版)、『特撮黙示録』(太田出版)、『ある朝、セカイは死んでいた』(文藝春秋)、『地球はウルトラマンの星』(ソニー・マガジンズ)、『お前がセカイを殺したいなら』(フィルムアート社)、『怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち』(宝島社)、『本多猪四郎 無冠の巨匠』『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』(洋泉社)など。

次回の開催予定

INFORMATIONお知らせ